うわっと柏崎越後地酒まつりに行って来ましたの巻
H.14.11.3
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11月3日に柏崎の酒屋さん青年部が越後地酒まつりを開催しました
半年前からこの日に備えて準備されてきた柏崎では初の地酒イベントらしいです
私も楽しみに出かけてきました
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会場は柏崎市民プラザ、海のホール
きれいで広い会場に新潟の地酒が所狭しと並べられて自由に試飲できます
さまざまな酒を比較しながら試飲すると、各銘柄の違いがよくわかります
こんな贅沢な経験はめったにできるものではないし
自分の好みの味というのが少しわかった気がします
「地酒まつり」というタイトルなので会場に入る前は
もっと賑やかな雰囲気を想像していました「飲めや歌えや、祭りだぞ〜」みたいな。
でもそうではなく、来場者がゆっくりと試飲でき、ゆっくり展示物を眺められ
自分のスタイルで会場内を過ごせる、いわば「大人のまつり」でした。
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20種類ある大吟醸を4銘柄自分でチョイスして試飲できるコーナーもありました
ひと銘柄ならともかく、4銘柄を一度に飲めるこの機会を逃してはもったいない
さすがにこのコーナーは500円の有料試飲ですが500円は安い、飲まなきゃ損
かと言って600円だとちょっと勇気がいる、ワンコインの気軽さがとてもいい
私は「亀の翁」「越乃寒梅」「千代の光」「米百俵」の大吟醸を選択
「米百俵・大吟醸」がとても秀逸と感じました
「亀の翁・純米大吟醸」、今年は華やかな香りが抑えられた造りでした
酒も生き物、毎年同じように造るのは難しいんでしょう
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鮭の粕汁やイカの塩辛、おぼろ豆腐も来場者に振舞われていました
粕汁と塩辛を準備したのは料理屋でもある酒屋さん、私の友人でもあります
自分の店の仕込みもかなり忙しいのに
このイベント用に大量の粕汁や塩辛を用意するのは大変だったはず
(この忙しいのに!と家族に怒られながら粕汁、塩辛を準備したらしい、本人談)
その心意気に脱帽。粕汁うまかったよ〜
私が会場に行った時、ちょうど利き酒大会をやっていました
初めて利き酒なるものをしてみたんですが、舌に自信のない私は全くわからない
「私はラベルを飲んでいるんだな〜」と痛感してしまいました
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この日はあいにくの雨模様、「もうすこしお客さんが来てくれればな〜」と
主催者の方は言ってましたが、「多過ぎず、少な過ぎず」の適度な人出で
ゆっくり会場内を楽しめたので私としては大満足
他の来場者もおそらく同じ気持ちではないかな〜
むしろ「押すな押すな」の大盛況だったら・・・満足度は半減したかも
この地酒イベント、地元酒屋さん15名の精鋭で立ち上げ、企画、運営したと聞きました
ともすれば通常の仕事よりも心血を注いだ一大プロジェクトだったようです
素晴らしい出来栄えで正直ビックリしました
心地よい時間を過ごさせてもらった地酒イベントでした
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でも、重箱の隅をつつくような辛口トークが身上の私・・・
あえて、あえて意見を述べさせていただけるなら・・・・
入口に「地酒まつりやってます」と一応紙が張られていましたがあれでは目立たない。
私は地酒まつりを目的に市民プラザに出かけたわけですが
それでも「本当にやっているのかな?」と感じてしまうほどインパクトがなかったのが残念
通行人は気がつかない人が多かったのでは?
もう少しアピールの方法があったのでは・・・?
市内中心地で開催された地酒まつり、日曜なので会場の市民プラザ前は人通りもあったはず
たまたま前を歩いている人が地酒まつりに「寄る寄らないはともかく」地の利を生かして
「今日ここで地酒イベントやっているんだ〜」と多くの人に認識してもらえることも大切かと
逆説的に言えば
地酒屋さんが今まで全市規模で地酒イベントをしてこなかった罪は大きい
現代人が日本酒に対する関心が低い要因は酒屋さんにもある
また、きちんとお客様に提供できていない私達飲食店にも問題がある
ビール、お燗酒、焼酎くらいしか置いていない飲食店は多い・・・
日本酒は新潟県民が全国に胸を張って誇れる数少ないアイテムなんだから・・・
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今回の粕汁や塩辛、豆腐の存在が地酒まつりの成功に貢献度は高かったと感じました
次回は柏崎の若手料理人たちにも協力を要請してみても面白いかもしれません
料理人も酒の勉強にもなるし、酒にあう肴をつくる勉強にもなると思います
もともと酒屋さんと料理屋は切っても切れない関係ですから
もっともっと交流を深めあってはいかがかと